「古家付き土地」と「更地売却」はどちらが得?費用・税金・手間から徹底比較
古い家が建っている土地を売る際、「解体して更地にした方がいいのか、それとも古家付きのまま売った方がいいのか?」と迷う方が多いのではないでしょうか。今回は、費用・税金・売却後の対応など、様々な角度から両者を比較し、判断のヒントをご紹介します。

1. 古家付き土地と更地売却の違いとは?
古家付き土地とは、古い建物が残っている状態での土地売却。更地売却は、建物を解体してから売却する方法です。
買い手にとっては「古家付き」の方が価格は安くなりますが、自由に建築できる「更地」は利便性が高く、検討対象になりやすい傾向があります。
2. 解体にかかる費用と注意点
木造住宅の場合、解体費用はおおよそ1坪あたり3〜5万円が目安。30坪の家なら約100〜150万円程度が相場です。
注意すべき点は:
- アスベスト含有などがあると追加費用がかかる
- 解体業者の選定で費用に差が出る
- 滅失登記や建物解体後の整地作業が必要
3. 税金や維持コストの違い
「古家付き土地」のままだと、固定資産税が住宅用地として最大1/6に軽減されますが、更地にすると税額が6倍になるケースも。
維持管理の手間や安全面のリスク(倒壊・害虫・放火)を考えると、長期間放置する場合は解体が望ましいこともあります。
4. それぞれのメリット・デメリット
古家付き土地のメリット
- 固定資産税が安く抑えられる
- 解体費用がかからない
- リノベーション希望者に売れる可能性がある
古家付き土地のデメリット
- 見た目が悪いと敬遠される
- 建物の老朽化によるトラブルの可能性
- 解体を買主に任せると交渉が難航しやすい
更地売却のメリット
- 購入後すぐに建築できるため買い手が広がる
- 視認性・印象が良く、売れやすい
更地売却のデメリット
- 解体費用がかかる
- 固定資産税が高くなる
5. 判断するための3つの視点
- 資金面:すぐに解体費用を出せるか?
- 売却までのスピード:早く売りたいなら更地が有利
- 物件の状態:家が再利用できるなら古家付きでOK
迷った場合は、不動産会社に「両方の価格査定」を出してもらうのが得策です。
6. まとめ
古家付き土地と更地売却には、それぞれ明確なメリット・デメリットがあります。以下の点を参考に、自分の状況に合った売却方法を選びましょう。
- 古家がまだ使える・税金を抑えたいなら「古家付き」
- 早く売りたい・印象を良くしたいなら「更地」
- 解体費や税金などの総コストを比較する
- 不動産会社に両方の査定を依頼して比較する
SOプランナーでは、古家付き・更地のどちらも経験豊富。最適な売却方法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。


